肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
肉離れになるといくつかの悩みが生じます。
痛くて歩けない
運動ができない
階段の上り下りができない
内出血する
日常生活を送るのが大変になる
などがあります。
肉離れは、筋肉が断裂するけがです。太ももやふくらはぎなどの筋肉が切れたり、裂けたりすることによって、炎症や内出血を起こし、患部が腫れ、激しい痛みを感じます。部分的に断裂することが多いのですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまうこともあります。
肉離れで知っておくべきこと
肉離れは、筋肉が断裂するけがです。太ももやふくらはぎなどの筋肉が切れたり、裂けたりすることによって、炎症や内出血を起こし、患部が腫れ、激しい痛みを感じます。部分的に断裂することが多いのですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまうこともあります。
お子さんが肉離れになってしまった場合、特に早く回復させてあげることが大切です。なぜなら、痛みを我慢し続けると、子どもの身体は吸収力があるため、その痛みに反応して全身の筋肉が硬くなり、身体がゆがんでしまうことがあるからです。
成長期には、筋肉と骨の付着部に牽引ストレス(筋肉が骨の付け根を引っ張る)がかかり、剥離骨折(はくりこっせつ)を起こすこともあります。骨の付着部が柔らかいため、筋肉の強い力で引っ張られ、骨ごと引き離されてしまうことがあります。
症状の現れ方は?
肉離れは、年齢や筋肉の状態によって症状が異なります。
新生児、乳児、幼児は筋力が低いため、肉離れは起こりませんが、筋肉の発達や成長、運動量の増加に伴い、小学校高学年頃から肉離れを起こしやすくなります。
成長期の若い人やスポーツ選手の場合、大腿二頭筋(太ももの後ろ側の筋肉)、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、ハムストリングス(太もも裏側の内側の筋肉)が肉離れを起こしやすい部位です。一方で、中高年になると腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)の肉離れが多くみられます。
ふくらはぎの肉離れは「テニスレッグ」とも呼ばれ、テニスをする際に頻繁に起こりやすいけがとして知られています。ボールに素早く反応して瞬発的に動いた際、収縮していた筋肉が急激に伸び縮みすることで、筋肉の繊維が裂けてしまうことがあるのです。
その他の原因は?
肉離れは、急なダッシュやジャンプなど、急激に筋肉へ負荷がかかる動作に筋肉が対応できない場合に起こります。瞬発的に筋肉に強い負荷がかかり、その負荷に筋肉が耐えられなくなった時、筋肉の一部が切れたり裂けてしまうことがあります。
スポーツをしている時に限らず、筋肉が疲れていたり弱っていたりすると、ちょっとした運動や日常の何気ない動作でも肉離れになることがあります。
体育の授業やクラブ活動の際に準備運動をすること、大人になってからも「普段からストレッチを心掛けましょう!」と言われるのは、筋肉を柔らかい状態にしておくことで肉離れなどのけがを防ぐためです。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れを放置すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。特に、お子さまが肉離れになった場合には、早期に回復を促してあげることが重要です。なぜなら、痛みを我慢し続けることで、お子さまの身体はその痛みに反応し、全身の筋肉が硬くなり、結果として身体のゆがみにつながることがあるためです。
成長期には、筋肉と骨の付着部に牽引ストレス(筋肉が骨の付け根を引っ張る力)がかかり、剥離骨折(はくりこっせつ)が起こる場合があります。骨の付着部が柔らかいため、筋肉の強い力で引っ張られることで、骨ごと引き離されてしまうのです。そのような状態になると、施術期間がさらに長引き、より強い痛みを伴うこともあり、身体への負担が非常に大きくなる可能性があります。
当院の施術方法について
当院の施術方法としましては、鍼施術と電気施術をお勧めしています。その理由は、筋肉の大きな曲げ伸ばしなどを最小限に抑えながら患部にアプローチできる点にあります。
【鍼施術】
鍼を使用することで、鎮痛効果が期待できます。また、患部を鍼で刺激することにより、筋肉の回復力を高め、早期回復が期待できます。さらに、炎症が起こっている筋肉を刺激することで、炎症を抑える効果が期待でき、放置する場合に比べて痛みや腫れを軽減できる可能性があるため、非常にお勧めです。
【電気施術】
次に、電気施術についてです。患部に電気を当てることで、鍼と同様に筋肉の回復力を高めたり、疼痛軽減が期待できます。
改善していく上でのポイント
肉離れを起こしてから完治するまでは、一般的には約3~5週間かかると言われています。1日でも早くベストコンディションで復帰していただくためには、適切な施術を受けることが大切です。また、再び肉離れを起こさないための筋肉の使い方についての指導も、受傷後早期から行っています。
肉離れは、出血してからどれくらいの時間が経過したか、そしてその間にどのような対応をしたか(けがをしてからの経過時間、アイシングを行った時間、下肢を挙上していたかどうかなど)によって、回復までの期間が変わることがあります。
「肉離れになってしまった」と感じた場合には、上記の応急処置を行ったうえで、できるだけ早く施術を受けてください。それが早期回復につながります。